ブログに書きたいことはある。けど、なかなか書けない。とりあえず備忘録ということで、どんなネタがあるかと言いますと…
1) レッチリの新作「STADIUM ARCADIUM」は素晴らしい
2) 自宅サーバを死ぬ思いでTiger Serverに移行。その手順書なんぞ
3) PS 3は高い! ってこれはこちらの方がほぼ書き記してくれたので、いいや
4) ニールヤングの新作「Living With War」もなかなか良いぞ
これに加えて、LOST season 1をとりあえず全部見た、とか、USのiTunesで24 season 5が売られ始め、第一話でジャックがどうやって復活するかだけネタバレお試し再生しようと思ったら、見事にseason 4のラストが再生されました orz、とか、ダ・ヴィンチコードの小説はようやく中盤まで読み進めた、とか、どうでもいい話題は結構あるんだけどねえ。
さて、そんな中でひとつ興味深い記事が日経BPネットにありました。
「Linuxは簡単」という小学生は90%、教員は60%---経産省による導入実験
見出しは最近の小学生って凄い! というキャッチになっているけど、僕は記事中にある教師どもの反応に大きな焦燥感を抱きましたよ。
子供たちはデジカメ画像を加工したり、いろんな教材を使ったりと「自分の目的」に対してLinuxが使えるという面で好評価なのに対して、教師どもは「授業の組み立てや教材を作成する教員の視点では,非OSSとの操作性の差異や授業中でのトラブルへの不安(不信)感が色濃く現れていると言っても過言ではない。また,OSS環境のソフトの少なさに言及した意見が目立った」(記事引用)と答えている。
なんという凝り固まり方だろう。「非OSSとの操作性の差異」って当然Windowsとの違いってことだろうし、「授業中でのトラブルへの不安(不信)感」を言い換えると、もしトラブったときに自分の知識やスキルではどうしようもない、というところに対する不安だろう(これは分かるけどね)。「OSS環境のソフトの少なさに言及」に至っては目的が見えていないことから来るわけで、授業という限られた用途でのPC利用なんだから、1万本のソフトがないから不安っていう超汎用OS的な論理とは違うでしょ。
整理すると、子供たちは自分達の目的が明確だったから90%が簡単といい、教師どもは目的が不明確だからいろんな不安にさいなまれていると。で、これってMacにも言えるんだよね。目的が明確な人には簡単なマシンで、不明確なままなんとなくPCを使っている人はあらぬ不安や不満を感じると。ま、もちろん、Wondowsが偉いのは、PC利用において主体性のない人たちをも取り込んだところで、その結果95%ものシェアを確保できたわけですよ。いろんなことに目的と主体性をきちんと持っている人って、普通に暮らしている中でもそんなに多くないし、あるジャンルには主体的でも、他のジャンルにはそうでないというのが当たり前だろう。
なんてことをツラツラと考えさせられた記事でした。
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