先日、フとしたきっかけで、買いそびれていたLord of the rings「王の帰還」スペシャル・エクステンデッド・エディションDVDを購入。でもまだ見ていないんだけどね。そのすぐ後に、AppleのQuickTime Trailerで、ピータージャクソンの新監督作がアップされた。その名も「KING KONG」。「王の帰還」の製作後、次作はキングコングをリメイクするって公言していたわけだけど、今年の12月に世界上映ってことなので、意外と早く作れたのね。
ピータージャクソンっていえば、指輪3部作で名を馳せたアカデミー受賞者なわけだけど、根っこのところはカルト監督…というか、おたく監督。その彼がキングコングを作るって聞いただけで、凄いことになりそうだって予想を誰もがあったんじゃないかな。…で、予告編を見たらその予想は確信に。…というか、映像はモロ指輪じゃん! いやー、期待をまったく裏切らないところは好感を超えて、天晴れです。
キャストが、ナオミワッツとジャックブラックというのもイイ。ナオミワッツは相変わらずいい女だなー。ジャックブラックは最近だと「School of Rock」で良い味出してたわけですが、このキングコングでも、胡散臭い野心家の映画監督って設定が顔から滲み出ています。ストーリーは原作どおりで、時は1930年代。予告編ではマンハッタンの街並みから始まるけど、当然その当時の街並みはすべてVFXで再現しているわけで、この時点でWETA Designの仕事だってことが分かる。そして、予告編の中盤前くらいから、だんだん「それ」っぽい絵が差し込まれてきて、ど真ん中になると絵作りは完全に指輪。さらに、キングコングと恐竜のバトルの場面はジュラシックパーク。こう見ると、VFXについては今やWETAとILMが紛れも無く二大巨頭ですね。
VFXっていえば、ピータージャクソンは映画だけでは飽き足らず、自分の身体までVFX化してしまったようです。この技術、ILMにも伝授したらルーカスも喜ぶだろうに…。
Wiredの雑誌のKing Kong特集でも、ピーターの容貌の変化についてちょっと言っていたような気がする。
映画自体は、映画館で観ていい映画、と思ったけど、とにかくラブストーリーに追求する部分が多くって、特にスケートシーンなどは周りの同僚を含め、みな苦笑いしてました。
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