先週のRadiofishを聴いて、ハっとしたエピソード。番組の中で、「緑色革命」などで著名なチャールズ・A・ライクと、グレイトフルデッドのジェリー・ガルシアの共著である「自分の生き方を探している人のために」(草思社)という本の話題がでた。
Amazon.co.jp:"自分の生き方をさがしている人のために”
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その中で、ジェリーは自由をこう定義しているという。
「ポジティブなエネルギーを外に出して行くこと/自分の持っているポジティブなエネルギーを活かせる仕事をすること/ここに自由がある」
これは実に素晴らしいし、的を得た思想だと思う。自分も今までの人生の中で、本当に自由だと感じる瞬間が何度かあったが、そのときのポジティビティたるや、舞い上がってしまうほど強力なものだったと記憶している。そんなエネルギーを外に出すことが自由である、と。さらに、そんな自由を体現するための方法として、「ポジティブなエネルギーを活かせる仕事をすること」と、日常的な文脈に落とし込んでいる。決して「コークを一発決めれば、それで自由だ」という話ではない(番組内で佐野さんも言っていた)。
デッドヘッズ達が、デッドのツアーに付いて回りながら、自分らでチケットを売り、Tシャツを売り、デッドベアーを売り、ライブの模様を録音したテープを交換し、自給自足なミニマム経済ともいえる活動をしてきた理由も、ジェリーのこんな発言がその源流にあるのかもしれないな。
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