Today's BGM:
Wasting Time from the album "On and On" by Jack Johnson
最近、DVDを焼く機会が著しく増えたが、初代SuperDriveのDVD-R 1倍速だと、1枚焼くのに1時間もかかって、まったく焼く気が起こらない。そんなわけで、割と今日この頃なスペックをもつ、SuperDrive互換のDVD±R/RWドライブを探したところ、パイオニアのDVR-108が実績のあるドライブであることを発見。
パイオニア DVR-A08-J/DVR-S806-J:
http://www.pioneer.co.jp/dvdrrw/dvr-a08-j/
もともとPower Mac G4に搭載されていたのがDVR-103という同系列なので、そういう点でも安心だろう。このDVR-108、価格.comなどで見てみると、最安だと9,000円弱で販売されている。
¥価格.com¥ DVR-108BK 商品情報:
http://www.kakaku.com/prdsearch/detail.asp?PrdKey=01257010503
これなら失敗しても数ヶ月立ち直れなくなるほどの出費じゃないので、思い切って大晦日の晩に、大阪のBESTDO!というショップにオーダーをかける。送料・代引き手数料など諸々込み込みで9,840円也。ちなみについ先日、このモデルの後継であるDVR-109が発表されている。
■換装の方法
2005年1月8日。無事に商品が到着。翌9日、換装作業に取りかかる。SuperDriveなんてそうそう取り外すものでもないので、この時点でのノウハウはまったくゼロ。いろいろとググってみたところ、秋葉館のサイトでQuickTimeムービーで取り付け方法が解説されているのを発見。
秋葉館 ザ・ムービー:
http://www.akibakan.com/100001akibakan/akibakan_contents/
pub/html/akibakanthemovie_catalog/DVR-107D_qt.html
最初は初期のPower Mac G4を例にしているが、ムービー中盤からQuickSilver(うちのモデル)やMDD(PM G4最終形)の取り付け方と称して、MDDを実例として解説される。QuickSilverも立て付けに違いこそあるが、まあそんなに変わるもんでもないので、スムーズに取り付け完了。このムービーはポイントが押さえられていて、よくできているため分かり易い。ドライブも秋葉館で買ってやれば良かったかなと、ちょっと反省。
換装後、本体電源を入れ、システムプロファイラでATAの内容を見ると、「PIONEER DVD-RW DVR-108」と認識されている。詳細を見ると、リビジョンは1.04、(Finderなどからの)ディスク作成は「非対応」となっているので、この2つを変更するためにファームウェアのアップデートと、パッチ当てを行う。
■ファームウェアの変更
まずはファームの入手から。このサイトにv.1.14のファイナル版がZIP形式でアップされている(ちなみに本家PIONEERではつい最近v.1.18が登場している)。
Index of /Firmware/PIONEER/DVR-108/STANDARD:
http://flashman.rpc1.org/Firmware/PIONEER/DVR-108/STANDARD/
Pioneer sound.vision.soul:(Firmware Information)
http://www.pioneeraus.com.au/popups/dl_DVR-108D427.html
このファイルをダウンロードするとWindows, DOS or Linux向けのコマンドライン命令しかサンプルに書かれていないので、Mac版のインストーラっぽいものを探さなければならない。それがこれ。
http://homepage.mac.com/asaxton/FlashIt_Kit_2.0.zip
FlashItというシェルスクリプトで、アイコンをダブルクリックするとTerminalが起動して、テキストベースでインストラクションが進んで行くもの。先ほど落としたファームウェアのファイル2つ(R8100008.114、R8100108.114)をFlashItを同じフォルダに入れ、FlashItのアイコンをダブルクリック。英文が表示され、ファームを書き換えるか再三、しつこいくらいに聞いてくるので、覚悟を決めて「y」を連発。すると、あっさり書き換え完了。再起動するとしっかりv.1.14になっている。
■PatchBurnでSuperDriveと同等の機能へ
最後にFinderやiTunes、iDVDからのディスク作成に対応させる。これにはPatchBurnというソフトを使う。いくつかのバージョンが出ているが、Mac OS X v10.3からはPatchBurn 3を使うことになる。
Download:
http://www.patchburn.de/download.html
このソフトを起動するとまずは管理者権限を入力。それを過ぎるとDVR-108から情報を取得し、メイン画面が表示されるので、何も考えずに「Install」ボタンをクリック。すると一瞬で終了。ここで再起動し、システムプロファイラで再度確認すると、ディスク作成が「製造元対応」という何となく意味不明だが、なんとなくそれっぽい文字に変わっている。
以上ですべて終了。喜々として早速DVDを焼いてみたところ…うちには4倍速対応のメディアしかないという驚愕の事実。それなんで8倍メディアを使った16倍書き込みはできませんでした。…トホホ。
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