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初出:2006年6月 2日 17:36

まず話の前提としてJASRACのプレスリリースを。

「有期限ダウンロード」「音声番組」の新料率適用開始について

ここで、有期限ダウンロード(DRM制御で一定期間たったら再生できなくなるもの)と音声番組(Podcast)の2つが設定されたわけだけど、配信期限を設定しないPodcastに限って言えば「5.5円または2.7円×曲数のいずれか多い額」が1ダウンロード当たりに発生する。

つまり、個人がまともな音楽番組を作るということで、だいたい10曲のプレイリストを組み立てた場合、1ダウンロード当たりに27円を支払うことになる。これが100ダウンロードくらいの人気であれば2,700円。だけど最低使用料金は月額で5,000円。まあ、月5,000円なら趣味にかけるお金としては問題なしだけど、いきなり人気が出たり、2ちゃんで狙い撃ちされて、一気に1万ダウンロードなんてなった日には、27万円も支払うことになるのよ。

100ダウンロード以上は配信しないとかサーバ側で制御できればいいけど、それだとPodcastingじゃないしね。一方、Podcast番組がラジオ並の広告メディアになるためには、10万単位でリスナーが付かないといけないわけで、そうなると270万円! 広告収入があったとしても、まともにペイできないだろう。

もう少し現実的な解があるんじゃないか? 1曲フルに流すのであれば今の料率で良いけど、たとえば1曲30秒以内の利用であればプロモーション目的と考えて免除するとか、アフェリエイトなどで紹介料が発生した場合はウン%の支払いが発生するとか。

ともかく、今のままじゃ、まだまだダメですよ。悔しいなあ、既存のラジオ局がもつ色々なしがらみとは遠く離れて、良質な音楽を紹介するPodcast番組がどんどん出てくるのを夢見ているのに。

Googleさんは、この記事をこんな風に解釈しました
Googleさんは、この記事をこんな風に解釈しました

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