年末ってことで家の細々としたものを整理していたら、コンサートチケットが大量に出てきました。見てみると、古いものだと10年前。なかなか懐かしい。たぶん他のチケットも大量に、この部屋のどこかで眠っているんだろうけど、それは今度の大掃除のときに発掘するとして、今回見つかったものは記念にデジタイズしてブログに載せておきましょう。
◎1998年
今から10年、いやもう11年前です。2月から3月にかけて、かなり濃密な時間だったんですなあ。oasisは『Be Here Now』のツアーで武道館でしたね。その前の来日がクワトロとかだったんだから、大出世です。それは当たり前の話で『Morning Glory?』の快進撃とあのネブワースを通過した後なわけですからね。oasisの半月後はU2っていうんだから凄い。しかしPOP MART Tourはあまりいい印象がないんだよなあ。やはりZooTVが凄すぎた。で、U2の2週間後にはストーンズなわけです。しかし!これは全然いい印象がない。だってチャーリーワッツのドラムが全然聞こえないんだもん。ホント金輪際、東京ドームでライブやるの止めてほしいって心底思いましたね。 先日、映画『Shine a light』を見てきましたけど、ストーンズのアンサンブルは何はなくともまずはチャーリーのタイトなドラムから始まることを再確認。
◎2002年
いきなり2002年に飛びました。年明け一発目はOcean Colour Sceneでした。場所は新宿リキッドホール。初体験のハコでしたが、かなり小さいんだねえ。こんなところでOCSを見れていいんですかスミマセン英国の方々…ってくらい貴重な体験。秋にはまたまたoasisで、今度は代々木競技場です。確かにoasisと比較するとOCSは格下なのは仕方がないとして、それでもこの差はいったい何なんだ? でも満足度はもしかしたらOCSのほうが高かったかも。それくらい代々木競技場は音が悪いです。こう考えると、東京都内にキャパ2万弱くらいの音のいいアリーナ級の場所って無いんですよ。これは由々しき問題だと思う。
◎2004年
Elvis Costello & The Impostersは、新宿厚生年金会館でかなり濃密なステージを演ってくれました。バンドと来たときのコステロは必ず行くようにしています。厚生年金会館というキャパもちょうど良い。ちなみに厚生年金会館はこの時初めて行きまして、新宿御苑前の駅を降りて、さてどっちに行くんだ?とキョロキョロしていたら目の前をピーターバラカン氏が通りまして、この日この時にこの場所にいるってことはコステロ以外あり得ないとばかりに着いていきました。後日、ピーター氏とは仕事でお会いするんですが、そのことを話したら笑ってましたよ。
◎2005年
またまたまたoasisです。特筆すべきこともなく、いつものoasisなライブでした。会場のカラオケ度合いは前回より高かったっけかな? いいことです。3月の幕張もカラオケ度MAXで行きましょう。
◎2006年
この年も結構な数ライブに行きましたが、とにもかくにもU2がすべてでしたね。で、発掘したのが幻の公演延期前のチケット! しかもSSブロック! しかも日付がApril 4! これはこれで実現してほしかった。
で、U2の奇跡的なライブを見た一週間後は、これまた奇跡的と言ってもいいEric Claptonさんなわけです。何が奇跡的って、あれはれっきとしたDerek & The Dominosの再演ですからね。もうずーっとデレクトラックスに見とれてました。クラプトンのギターって最近、あまり好きじゃないです。おまえ手癖ばっかじゃん!ってくらいフレーズが固まってきちゃってて、スリルがないんだよね。故に今度の来日公演のチケットはまだ取ってない。もしかしたら気が向いたら行くかもしれないけど。
◎2007年
この年のチケットで唯一残っていたのがBECKの武道館。相変わらず見所満載のステージでした。2月の来日はNHKホール2Daysということで、武道館に比べるとパワーダウンと思われるかもしれないけど、大きなところで一回やるよりも規模を減らして数回やるほうが、ファンにとっても演者にとってもメリットが大きいんですよ。
◎2008年
今年もたくさん行きましたけど、手元にあるのはなぜかこの3枚。そうか、トッドラングレンは前売りチケットじゃなかったんだ。Radioheadは相変わらずクオリティの高いライブでしたが、このバンドがもっている意外なフィジカルさが前回よりも抑えられている印象もあり。もっとハチャメチャやる瞬間があってもいいんじゃないかって思いましたが、UKバンドって意外と堅実だからなあ。…という考えは浅はかだって思い切り反省させられたのがThe Whoでした。'60年代のロックバンドの中ではもしかしたら一番タイトでソリッドなバンドなんじゃないだろうか? あとやっぱり、ドラムのザックスターキーに釘付けでした。で、今年のオーラスはCarole Kingさんでした。
こうやって10年の流れを見ていくと、なかなか興味深いですね。とくにチケット代の高騰ぶりが。