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初出:2008年1月17日 20:50

iPod touchのファームウェアを1.1.3へアップデートする際に2,480円が発生しますが、これは1月17日付けのPC Watchに書かれているような「iPod touchのファームウェアアップデートが有償になるのは、クラックの心配がないからだろう。」という理由なのか、ちょっと…というかかなり疑問。そんな理由で有料にされたとしたら、ユーザとしてはたまったもんじゃない。

CNET Japanの2007年4月26日付け記事に「アップル、「iPhone」と「Apple TV」でも機能拡張を計画--今度こそ追加課金を回避」というのがありますが、ここには以下の経緯が書かれています。

  • MacBook Proが搭載する802.11nチップの有効化に1.99ドルを課金
  • 販売時に802.11nチップの存在を告知していなかったため、製品アップグレードの価格設定を求める会計規則に従うことになった
  • MacBookとMacBook Pro販売時にすべての売上高を計上
  • 同様の事態の再発防止として、iPhoneとApple TVの販売から得られる売り上げの一部を段階的に認識する方法を取る

製品販売時には明示されていない機能を後で付加した場合、製品価値に変更が加えられるという理由から、会計処理上で何らかの調整をしなくてはならないという米国の会計ルールが、最近策定されたという話を聞きました。iPhoneでの通話料金の一部をアップルが要求しているというのも、この会計ルールがある中で機能追加を無償提供するための施策とも聞いたことがあります。

今回は「iPodおよびメディア再生のためのSafariブラウザ」を搭載したiPod touchに対して、明らかに非延長線上にあるMailやGoogle Mapsのような機能を追加したことで、上記の会計ルールに引っかかるという話なのかもしれません。

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