さっき見つけたiPhoneアプリ「Top 100s by Year」がかなりオススメ。
これは、1950年~2007年の好きな年を選ぶと、その年のビルボードTop100をシャッフルで再生してくれるという代物です。価格は230円ですが、5,700曲のジュークボックスが手に入るって考えれば、かなり激安オススメです。iPhone / iPod touchの方はぜひ手に入れて、アメリカのポップ/ロックの歴史を探訪しましょうや。...ま、一応去年まで選べるんだけど、このアプリに価値を見いだすとすれば、やっぱりビルボードが輝いていた1980年代まででしょう、ええ。
今、1961年を選んだら61位の「It's Gonna Work Out Fine」(Ike & Tina Turner)が流れました。そうだ。これはつまり、かつてNHK-FMで放送していた「元春レイディオショウ」の「ビルボードTop100特集」や「Good Old Songs特集」そのまんまってわけです。いやあ、これは素晴らしい。
で、1962年を選んでみたら1位がBooker T & The MG's(祝来日!)の「Green Onions」、2位がSam Cookeの「Bring It On Home To Me」なんていう素晴らしいワンツーから始まり、15位にThe Beatlesの「Love Me Do」が来るわけ。その事実を踏まえてもう一度1961年を聴くと、ビートルズ前夜のGolden Age of American Popがどういうものだったのか、よーく分かる。スムース&イージーな良曲が多いけど、やはりドカン!と爆発したがっていたんだろうし、一方でビートルズは突然変異的な存在ではなく、1961年からシームレスに繋がっていってる。だからやっぱり、デビューしてから変異したんでしょうな、彼らは。
なんてことを考えながら楽しめるアプリですよ。「Top 100s by Year」、オススメです。