【追記】
─ 2012年6月25日
この記事はもう4年も前のものだけど、未だにアクセスが多いです。そこで最近の情報も書いておきましょう。あれから4年、当時に比べればソフトバンクも故障への対応も良くなったと思います。でも、もし可能ならアップルストアに持ち込んだほうが絶対に確実です。ソフバン、auとキャリアや店舗によって対応が違うなんてこともなく、全国一律同じサービスを受けられるはずです。
昨年の今頃、iPhone 4のフラッシュライトが点かなくなるというトラブルがあり、夏場の停電なんかも騒がれてた頃だったので、ジーニアスバーに予約を入れて仕事の帰りに渋谷のアップルストアに寄ったところ、ほんの15分くらいの診断で即新品に交換してくれました。あれこれ調べたり修理したりするよりも、保証期間内なら交換したほうが店舗オペレーションとしても無駄がないってことでしょう。うーん、ある意味素晴らしい
それは突然来ましたね。昼にiPhoneで音楽聴きながら移動していたら、突然音楽が途切れたんですよ。そのとき流れていたのはドナルド・フェイゲンでして、それがプツンと切れて、あれれ?とiPhoneを見たら画面にはアップルマークが。いきなり再起動なんて珍しいな、と思いながらも、今のiPhoneならあり得ない話でもないので、しばらく放っておきました。
で、5分くらいして画面を見たところ、なななな、なんとこんな画面が。これは1年以上iPhoneを使っていて初めて見ました。 ただ、噂は聞いていた。先日、知人も似たような画面が出て、そのまま交換になったと聞いたばかりなので、その足ですぐさに近場のソフトバンクショップへ駆け込みました。
土曜日の午後ということで、すごい並んでいる。待つこと30分以上。これなら最初から表参道に行ったほうが良かったかと、若干の悔やみ心を抱きながら使えないiPhoneをいじっていると、IMEIとICCIDが認識できてない。これはUSIMに関するトラブルだな...と思いつつ再起動を繰り返してました。
そして何回かの再起動をしたときに、ようやく自分の番が回ってきました。よくある話ですが、席について症状を見せようとiPhoneを置いたその時、はい、普通に起動しちゃいました...。その場で現象が確認できないので、iPhoneカスタマーサポートセンターの電話番号を教えてもらって、そのまま帰ってきました。
家に着いて壊れかけのiPhoneでサポセンに電話したところ、交換の判断と交換業務は、全国の"対応できる"ソフバンのショップで行うので、症状が出たら持ち込んでほしいとのこと。ちなみに僕が買った経堂の店は交換業務の対象外のようで、次に症状が出たらもう表参道に行くしかない、と心に誓った次第です。
でもまさか、そのすぐ後に表参道に向かうことになるとは。そう、19時ちょっと前くらいに、またこの画面が出てしまったんです。表参道に電話するとiPhoneの故障対応は18時半までだそうだけど、急いで来店すれば対応できるとのこと。もうiPhoneを一切いじらず、慌てて電車に飛び乗りました。
表参道には19時20分着。列に並ぶこと15分くらい。スタッフに症状を見せたところ、初めて見る画面だとのことで、まずは復元作業をします、と地下に案内されました。さらに待つこと20分くらい。この間、別の窓口でもUSIMの調子が悪いという理由で交換してもらっている人もいて、おいおい大丈夫か、iPhoneよ。
スタッフが窓口に戻ってきたら、どうやらまたまた通常の画面が出たとのこと。この症状は今日だけで2回目なんで、一時的に元に戻ったとしてもまったく信用できないです、と伝えたんですが、元に戻った以上は交換できませんと一点張り。挙げ句の果てには副店長も出てきて「これで交換するとアップルから機器代金が請求されてしまい、それはお客さんが払うことになります」という、半ば脅し文句のような言葉までいただきました。こっちは明日の朝10時にどうしても携帯を使う用事があったんで、この対応にまったく釈然としなかったけど、再度症状が出たら即座に交換するというので、これ以上問答を繰り返しても仕方がない。困り果てたまま店を後にしました。
駅のホームに向かうまでずっといじっていたんですが、確かに普通に動いている。でも! また症状が出たんですよ! それというのが、地下鉄の構内なので、一旦圏外になる場所があったんです。で、再度電波を掴もうとしたときに「修理が必要です」の無情なメッセージが。いやいや、無情なのはソフバンショップ。これは救いのメッセージだ。踵を返して再度ソフバンショップへ。
さっきの副店長をつかまえて画面を見せたら「わかりました」と一言。これまた待つこと20分くらい。時間は21時に迫ろうとしてました。
ようやく自分の番が回ってきて、壊れたiPhoneを復元するというので、またまた10分くらい待ちぼうけ。その後でスタッフが壊れたiPhoneからUSIMを取り出し、交換品に挿したところ、「SIMカードがインストールされていません」的な英語のメッセージが...。ん? どういうことだ? スタッフも困った顔で「USIMも新しいのに交換してみます」と言うものの、しばらくすると、21時でシステム終了なのでUSIM発行業務が行えないと言う。ぉぃぉぃ〜おい! だからさっきの段階で素直に交換すれば良かったんだよ。という旨を伝えたところ「USIMを洗浄します」と裏に引っ込んで、これまた20分くらい...。
もう、お客も誰一人いなくなって、閉店準備をする中じっと待ってたところ、まったく新しいiPhoneとUSIMを持ってスタッフが出てきました。聞いたところ、USIMの再発行ができたようで、iPhoneもさっきの交換品じゃない2台目を持ってきたので、もう完全にまっさらな新品だという。これで症状が出たとしたら、何を信じればいいんだろう? という究極の状態。すべてが終わったときは21時半を過ぎてました。気疲れでヘトヘトになったけど、2時間で対応完了というのは、まあ早いほうなのかもしれない。iPhoneを悪く言うつもりはないが、全国のソフバンショップがiPhoneのトラブル対応について一定のノウハウを貯めるまでは、素人が手を出したら苦労する機械なんじゃないかな、と思いましたね。
ノングレアフィルムが無駄になったのはイタイけど、今は当然ながらまったく元気よく動いている。今日も実家と電話で長話(今日はどうしても、これをしなくちゃいけなかった)をしましたが、途中で切れることもなく動ききりました。でも、今でも思うんですよ。iPhoneが壊れてたんじゃなく、USIMカードが逝かれてたんじゃないのかって。