はい、これがApple TVApple TVでございます。箱の大きさはこんなもんです。箱の作りはiPodと同じ感じ。外枠カバーを取ると観音開きのボックスになってましてですね、片方にApple TVが、もう片方にはApple Remote(小さなリモコン)が入っているだけです。ま、もちろん簡単なマニュアル類もありますね。
大きさはこんな感じ。薄さは相当なもんですね。本体にはボタン類は一切無し。全面右に見える黒丸は、赤外線の受光部分。で、その左横には何もないけど、電源コードを差すと小さく光ります。アップルだけに相変わらず芸が細かいです。
イマイチ大きさが分からないので、DVDのパッケージと見比べてみますとこんな感じ。凄い小さいわけじゃないけど、実用的な小ささ…とでも申しましょうか。
でだ、肝心なところとして、テレビやオーディオと繋ぐケーブルは本体に付いてきません。TVに繋ぐにはHDMIかコンポーネントのケーブルが必要なんですが、テレビによってHDMI-HDMIという場合もあれば、DVI-HDMIという場合もある。人によって違うのであえて同梱しなかったんでしょうね。うちはコンポーネント-D端子という変則技なんで、入っていなくて正解。近くのコジマ電気に買いに行きました。2,500円くらい。ちょっと高い。
D端子というのは、実はApple TVはサポートしていないんですよ。うちのテレビはD4端子を積んだブラウン管のワイドテレビなので、コンポーネント出力に対応しているという理屈なわけです。でもサポートしていないというのが、果たして動かないのか、困ってサポートに電話しても無下に電話を切られるのか、なんとも分かりませんでした。でも結論としては、大丈夫、映ります。繋いで、テレビ画面に映るApple TVの設定メニューから「TV解像度」で「720p HD」にしたらバッチリ奇麗に映りました。あと、音はテレビからではなく真空管アンプに繋いで、そこから出してます。実はうちのApple TVは音楽利用がメインですのよ。
さて、セットアップですが、なんとも簡単ですねえ。無線LANはいきなり見つけてくれますし、WEPパスワードもAirMacを使っていれば訳の分からん16進数を入れることなく、すんなり繋がります。で、iTunesとのリンクも簡単で、テレビ画面にある「ソース」というところから「iTunesを同期」を選ぶと、画面いっぱいに5桁の数字が出てきます。これがパスコードです。同期させたいiTunesを起動すると「デバイス」の所にApple TVが現れるので、クリックすると、5桁の数字を入れる画面になります。ここでテレビに映っている数字を入れると、それだけでリンク完了。
リンクしたらいきなりiTunesの中にある動画や音楽をシンクし始めるので「おいおい、ちょっと気が早いんじゃねーかー?」とキャンセルし、iPodと同じようにいろいろ条件づけしてあげました。うちの場合はムービーは基本的にすべて同期してApple TVのHDDに転送。音楽はHDDの容量を稼ぐためにストリーミングにしてあります。
それで半日動かしてみましたが、感想としては以下のとおり。
まだまだこれから気がつく部分もあるでしょう。でもまずは置き場所の変更が急務。今の場所だと夏までもたないと思う。次に今までiPod用のエンコしてきた「水曜どうでしょう」を640×480px/1800bpsくらいで再エンコ。それに伴い、iTunesライブラリを入れているサーバのHDDも増強。まあ、事前に予想はしていたことだけどね。
最後に、日本で売れるのか? という議論がありますが、そこは知らんけど米国で売れるだろ、これって思いました。iTunes Top 10 songとか、Top 10 TV、Movieなどのメニューがあって、iTunes Storeからプレビューを引っ張っては再生してくれるのが楽しい。これだけでテレビの枠を超えちゃっている。「そんなのWiiだってできるわ」って言われるとそれまでなんだけど、Wiiのようなゲーム/コミュニケーションという路線ではなく、あくまでもテレビという文脈の中で、やろうと思えばテレビの可能性を広げることができるんですよって示してくれた気がします。Webブラウザを積むだけじゃ、テレビは何にも変わらんってことですね。