YouTubeは最近流行りのWeb 2.0的なCGM(Consumer Generated Media)ビデオ共有サイトってことで持ち上げられることが多いんだけど、Web 2.0の中でもユーザーメリットがはっきりしているってことで、とても面白いサイトだと思う。
映像配信サイトってことで言えば日本ではGyaOが有名だし、このブログはその関係者も見ているので、あんまり下手なこと書けませんが、僕はGyaOよりもYouTubeにシンパシーを感じるわけ。何もかも区画整理された総合サイトよりも、こういう荒れ地に近い場のほうがユーザーが好き勝手やれて、アップされるコンテンツも結果的に面白くなる。あと、やっぱりコンテンツの潮流としてはビデオPodcastだろうし、You Tubeはそれとの相性も良さそう。Google VideoはすでにiPod用の映像形式をサポートしているけど、いずれYouTubeもそうなるに違いない。
なんてYouTube論はどうでもいいとして、ここに集められる映像コンテンツはなかなか秀逸。昨日教えてもらったものとして、Steve Jobsがクパチーノの市協議会で行った口供の様子なんてものも見られるんですね。これはロイターなんかでも話題になった、アップルが数年後に建設する「第二キャンパス」に関する口供の映像。このキャンパスは今の本社から2〜3kmの場所に約200平方メートルの土地を買い込んで建設するとのこと。
YouTube - Second Cupertino Campus
これはもともと、市協議会がWebキャストしていたものらしいんですが、こういうものも貪欲にアーカイブしていくことで、今の地位が確立できたという意味では、YouTubeまさにビデオ版Google。で、この映像の見所は冒頭。まず審議官がSteveを呼ぶシーンから始まりますが、演壇のすぐ後ろに座っているハゲ。これはSteveだと誰もが思うじゃないですか。うわあ、てっぺんから後頭部まで随分と禿げ上がったなあ…なんて思っていたら後ろからスタスタと歩いてくるもう一人のハゲ。いやあ、実に紛らわしい。
でも、この場でのSteveはちょっと疲れている感じがするなあ。