【追記】
その後、いろいろ調べていると小寺信 良氏のコラムでこんなのがあった。 ITmedia +D LifeStyle:「コピーワンス」大そもそも論 なるほどね。やっぱり技術屋集団が組織して決めた規格だったのか。こういう人たちって一消費者に戻ったときに「チキショウ、不便だなあ。誰が作ったんだあ?」ってならないのかな。ダビングできないことに悦に浸ったりしているんだろうな。
ここ数年大流行のDVDレコーダ。自分んちのビデオ稼働率が極端に低く、テレビっ子ではないので、余程のことがなければ買うこともないだろうって思うこと数年。つい先日、その「余程のこと」が起こったのである。
テレビっ子ではないといいつつ、ピクセラって会社のMacにテレビ番組を録画する「Capty TV」(PIX-MPTV/F1M)を購入し、それでMacにMPEG-2録画していた。だけどこいつがなかなか手ごわい相手で、まずソフトがバカ。予約録画の設定をしてあっても録画失敗はザラ。あと、ハードもたまにバカで、電源を入れ直さないとウンともスンとも言わない。そんなこんなで、10回に2〜3回は録画失敗する機械だった。
テレビっ子ではないので、それでも特に問題なかった。テレビが録画されていないってことよりも、うまく動いてくれないことに苛立つくらいなもんで、確実に番組を残したいという気持ちが希薄なうちは、何も問題なかった。……が、先日、TVK(テレビ神奈川)でやっている「どうでしょうリターンズ」を録り損ねて、ひさびさに深い傷を負いましたよ。対決列島の第五夜は、ヤスケンのリバースとかずんだ餅とか、さんざん笑わせてもらった後の回なだけに、それが観れないっていうのは喪失感も一入。しかもその前にも東京MXTVでやっている「どうでしょうクラシック」の冒頭1分を録り損ねるっていう失態を繰り広げているんだよな、Captyさんはよ。
そんなわけでCaptyに見切りをつけて、買っちゃいました「RD-H1」。これは東芝RDシリーズの最安機で、DVDがない純粋なHDDレコーダ。でもRDの基本機能はすべて備え、250GBのHDDモデルで値段は27,800円というビックリ価格。東芝のネットストアのみの限定販売で、かつ少生産の予約販売だったため、なかなか買うには至らなかったが、今は普通に売っています。27,800円、激安。
ししししし、しかしだ。なんだよ、あのコピーワンスっていうのは! 商品到着後、CATVのセットトップボックスに喜々として繋いで、RDシリーズの真骨頂ともいうべき「ネットdeナビ」(本体にEtherを繋ぐと、いろいろな操作や映像のモニタリングがPCからできるっていう機能)を試してみたところ「コピー禁止」って文字が出て、これまたウンともスンとも。慌てて調べてみると、放送されている番組がコピーワンスなんだとさ。うちのCATVは地デジ、BS、CSともすべてコピーワンス制御された信号を流しているので、ほぼすべての番組が、HDDに録画したら最後、そのあとは観るか消すかしかできない……。
でも別に録画した番組をWinnyで流したいとかってわけじゃないのよ。単に自分のiPodに入れておきたいだけなのさ…。ほんと、自分だけのささやかな楽しみなのさ。そう、ここで言いたいのは、テレビを録画して楽しむのに、なんでここまで労力と精神力をかけないといけないんだー! ほんと、デジタルって方式に変わるだけで、うんざりすることばかり。「デジタル=便利」っていうのはねえ、ウソなんだよ。便利にできる会社もあれば、とことん不便にできる会社や組織もあるってことなんだよ。