実は数年前からMy Brotherに「絶対に見れ」と言われ続けていて、まずはImperss TVの無料で見れる「ユーコン160キロ」に挑戦したが、コンピュータの中の小窓で30分番組を見るというのは結構キツイんですな。見ている最中に、どうもメールが気になったり、じゃあ「どうでしょう」のことを調べながらっつーんで、ググったりしているうちに番組はどんどん進むんです。「どうでしょう」って、いわゆる全国区のバラエティ番組の作りを全然していないので、「はい、ここが見どころ・笑いどころですよー」って、ながらで見ている前提の視聴者を誘導してくれるようなもんじゃない。だから、本当にサーって流れてっちゃうんですよね。
じゃあテレビで見ればいいってことで、CATVで見れるTVKの「リターンズ」を見たりとしてみたのだが、どうもよく分からない。今にして思えば「原付東日本」か「西日本」のどっちかの途中から見たような気がするんだけど、なんの予備知識も免疫もないまま、いきなりタレントさんのバックショットを延々と見させられるんだから、まあ、キツイわけですよ。
そんな僕がなぜここにきてハマったか! それは先日北海道で放送が終了した「2005年新作」を見てしまったから。どうやら世間では良くも悪くもハイブローと評価の高い「2005年新作」。これを米国在住の藩士(=どうでしょうフリーク)がなんでか見ていたんですねー。まだHTBでしかオンエアしていない番組をなんで大泉洋…じゃない太平洋を越えたところに住んでいる奴が見れるんだ!? ANAの差し金か!? その答えはコメントを見ろ!(さあ、書け!)
そんなわけで、見ちゃいましたよ、全部。買ったばかりのiMacをテレビに繋いで。いやー、おもろいです。今回の勝因(であり敗因)は、第1話の冒頭で企画発表の段階からきちんと「番組」が説明されていたからでしょうね。詳しくは書きませんが、番組のゆるい部分も、どうでしょう班の4人の構図も、大泉洋の勢いもぼやきも全部冒頭に集約されていたので「なるほどね」って感じで素直に入っていけたんだと思います。
こうなると早いですよぉー。「2005年新作」の後はすかさず「ユーコン160キロ」再挑戦。テレビを繋いだiMacがあるから、今度はバッチリ。Impress TVはWindows MediaがWebページに埋め込みで再生されるので全画面表示ができないけど、そこはMac OS Xの画面拡大機能で難なくクリア。さらに米国西海岸藩士による初期の「東京ウォーカー」「原付東日本」「西日本」、実家から送られてきた「onちゃんカレンダー撮影」と、まさに「どうでしょうの歩き方」的な展開で、どんどんドツボにハマっていく。たまたま本屋で売っていたQuickJapanの「どうでしょう」特集号(これが相当有り難い)で予備知識を蓄えつつ、「カントリーサイン」を見たところで、ああもうダメ。抜けきれない。普通のテレビ番組が見れなくなってしまっている…。
そんなわけで、番組スタート時期から10年目を目前にして、遅ればせながら「どうでしょうファン」とならせていただきます。これから先、「どうでしょうバカ」とか「藩士」とか言われるようになるには、相当な努力(なにせ頑張らないと見れないんだからね)が必要だし、言われたいかっていうと、うーんどうでしょう? って感じだが、楽しめるだろうなあ。