まだ噂の域を出ないけど、こういう動きがある。UKにあるAlphamosaic社とAppleがマルチメディアプロセッサを採用するための契約を交わしたって話。ここの会社のサイトを見ると、8メガピクセルのデジタル写真をサポートし、VGAサイズのMPEG-4、果てはH.264までをサポートするプロセッサとのこと。ただ、重要なのはそれらの写真/映像を「再生」するのではなく「撮影」できるってこと。このプロセッサはどちらかというと携帯電話やカメラデバイス向けに開発されたものらしい。もちろん撮影できるってことは再生もできるだろうから、iPodに載せる可能性のあるだろうけど、まったく違うデバイスの可能性も捨てきれない?
以前書いたネタで、Appleが想定するコンポーネントが手のうちに揃わない限り、iPodで動画再生はやらないだろう…と書いたけど、H.264は重要なコンポーネントのひとつであることは明白。間もなくTigerが登場するけど、AppleのプレプロモーションではSpotlightと同じくらい強力にQuickTime 7を押し出しているところを見ても、ここ数年のAppleによる動画技術のひとつの着地点がH.264なんだろう。