さて突然ですが、皆さん、Googleはもはや無いと不便ですよね。Windows Vistaでは色々とすったもんだありますが、ユニバーサルな検索機能がつきますよね。すでにGoogle Desktopを使っている人も多いですね。……ではMac OS X Tigerな皆さーん、Spotlightは使ってますかー? 画面右上にある青い虫眼鏡、用も無いのに鬱陶しいなんて思ってませんかー? ぼくは思ってます。遅いしさ。目的のファイルをビシっと探してくれるようで、結構トンチンカンだし*1。
じゃあSpotlightをまったく使っていないかというと、違います。バリバリ使ってます。ハードディスクがバリバリ音を立ててます。主な使い方としては、まずSafariでいろいろググりますよね。そして膨大な検索結果の中から自分が欲しかった情報を探し出したら、ブックマークなんてせずにWebアーカイブ形式で保存します。そして「もろもろの書類」というフォルダを作ってありますので、そこに叩き込みます。フォルダの中は全然整理しません。フォルダを開くことすらしません。ただひたすらファイルを叩き込むのみ。
こうしていくと、徐々に「もろもろの書類」がGoogle化していくわけです。そこでSpotlightの出番。「この前ググったあれってどこにあったかな」なんて言いながら、もう一度GoogleするんじゃなくSpotlightするんですよ*2。検索結果がトンチンカンでも、それでもGoogleで20万件とか引っ掛かるよりは、自分の欲しい情報に早く辿り着けます。そりゃそうだ。一度精査した情報なんだからね。
でもここでSpotlightが甘いのが、検索結果を保存できないところですね。Googleもそうですけど、*3その情報を探し当てた時の検索キーワード(主に2語以上の掛け合わせ)なんて覚えていないわけですよ。Spotlightもしかり。なので、検索結果を保存しておきたいんだよなあ。
あと、タグ付けをしにくいところ。これがいかん。で、今日の本題はこの「タグ付け」です。いやあ、前振り長いよ。
最近、いろんなところで「タグ付け」って聞きますね。たとえばテクノラティは、自分の書いたブログ記事にタグを付けられるサービスを提供していますし、はてなブックマークもブックマークにタグをつけられます。最近気に入っているのシェアウェアが、Apple Mailで受信したメールにタグを付けて、検索やメール管理をやりやすくしてくれる「MailTags」だったりします。
とにかく、テキストだけじゃなく、音も映像も含めた情報に対して自分好みのタグを付けまくることで、検索するときの自分的精度が上げられるというわけです。検索機能が強化されればされるほど、もう、あらゆるものにタグをつけたい。Googleは確かにWeb2.0の急先鋒ですけど、Googleのインデックスに自分だけのタグ付けができないのが残念。もう少し言っちゃうと、Googleに足りないのは「Googleが自分のことを知ってくれる仕組み」なんだよね。もちろんその布石っぽいものとしてGmailだとかGoogleアカウントだとかあるんですが、タグ付けという考え方は、もっとも明快だと思うわけです。
まだまだ言いたいことがありますが、この続きはまた今度ね。
*1 何よりもイヤなのが、青い虫眼鏡をクリックしてのSpotlight検索と、コマンド+Fを押してのファイル検索の2つがあるのが許せない。どうせやるなら青い虫眼鏡ですべてを統一してもいいんじゃないかね。
*2 Spotlightは、たしかMac OS X v10.4.3くらいからかなあ。S-JISで保存されたWebアーカイブの中身を検索してくれるようになりました。それ以前は日本語コードを検索してくれなかったんですね。これは致命的なバグだったんですが解決されてます。
*3 Googleパーソナライズド検索で、半年前の検索単語と結果までをも覚えてくれてました。