いやー、GarageBand 2は面白い。ループをペタペタ貼っていくだけでそれなりに曲になるのがウリなんだけど、本当にそれなりに聞ける曲になるんだな、これが。さらに良いのが、なんとなく作った曲の輪郭がぼんやり見えてくると、じゃあギターを被せるか、とか、ここのループはフランジングさせるか、なんて遊んでいるうちに、曲としてどんどんビルドアップされていく。
そんなわけで作ってみた曲がこのMP3。やたらとファンキーなサザンロック(?)って感じ(ゆえに曲名も「Drivin' through to the south」)だが、輪郭がぼんやりって頃はまだ、ハモンドが全面に出た典型的なサザンロックだった。そこでドラムを古典的なロックリズムに変えて、それに合ったベースラインを当て込んでみると、ちょっと様子が変わってくる。さらに、シンセを被せて、ファズが効いたギターリフを繰り返すことでBeckちゃんっぽいニュアンスを付け加えてみると、また様子が変わってくる。ギターのカッティングはLenny Kravitzっぽいけど、ちょっとだけSympathy for the Devil。後半のギターソロはハモンドとの掛け合いをさせつつ、最後はJimmy Pageパクりの決めフレーズ…と、まあ遊び遊び。
難を言えば、ちょっと音が奇麗すぎるかなあ。もっとザラっとした音で全体的にコンプ・リミッターをかけて音をグシャっと潰した感じにすると、60〜70'sっぽい雰囲気にもなったろう。あと、うちのMacは、トラック重ねたりエフェクトかますと、すぐに根を上げるので、これが限界。でもLogic Expressにデータを持っていけば、もっといろいろできるのかな。